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50年後もずっと

 

仕事として撮影をご依頼いただいたり

写真を教えてと言ってくれる友人が何人か出てきて

 

そんな時に、

私は〇〇な写真を撮ります、みたいな

キャッチコピーを考えたらいいんじゃない?

と言ってくれた人がいました。

 

 

確かに、そういう文言は見たことがあるし

自分を見つけてくれた時に

その方が伝わりやすいのかなと思い、

少し考えてみました。が

 

 

……いくら考えても思いつきませんでした。

 

 

 

 

そのキャッチコピーのようなものは保留のまま、

少しずつ仕事としての取り組みを進めていきました。

 

 

 

私がレッスンをさせていただいた方の中で

 

 

「自分だけの構図を見つけたい」

 

「オリジナリティ溢れる写真が撮りたい」

 

と言っていた方が。(それぞれ別の方)

 

 

なんて素晴らしい目標を持っているんだろう!

と、感動と尊敬するばかり。

かっこいい。

 

 

 

ではそういう方をどうお手伝いしたらいいのか。

明確な答えがあるわけではないのですが

 

レッスンで写真を見せていただく時には

 

「何を撮りたいのか」

「何を伝えたいのか」

 

それぞれ一枚ずつ伺って、

ではどうしたら「伝わる写真」になるのかを

ご本人とお話ししながら結論を出していくようにしています。

 

 

 

ここに一つの答えがありました。

 

 

 

 

撮る写真一枚一枚、伝えたいことが違います。

 

キャッチコピーはありません。

 

 

 

先日、買ってきたかすみ草を家で撮ってみたのですが

同じ場所・同じ時間に撮ったのに

 

影がいいからモノクロにしてみよう とか

光が当たってるところがきれいだな とか

かすみ草のつぼみってこんなに小さいの!

ってびっくりしたり…

 

伝えたいこと表現したいことが

一枚ずつそれぞれなので、

〇〇な写真、とひとくくりにできないのは

当然のことでした。

 

 

 

自分のことって、本当にわからなくて

人を通して気がつくことが多いのですが

(周りの方々にとても恵まれています!涙)

大好きな写真のことも、こんな調子です。

 

 

 

この写真の下の部分が何やらふわっとしてるのは

ミミが通り過ぎた瞬間。

 

たまにはこういうのもいいかなと思ったりします。

 

 

 

最初に写真を教えてと言ってくれたのは

ミミを通じて知りあった友人でした。

 

その時からずっと伝え続けているのは

自分が撮った写真を好きになってほしいということ。

 

 

 

フィルムしかなかった写真がデジタルになったり、

今後どのような形で残っていくかわかりませんが

 

50年後も家族や友人に見てもらいたいと思える

写真を撮りたいです。

 

 

流行とか、〇〇さんみたいな

というよりも

 

自分が撮った写真が好き。

それを大切な人にも見せたくなるのは自然なこと。

 

 

 

そうすれば、何年経っても

自分以外の人と楽しめる

コミュニケーションツールになると思います。