· 

間隔と感覚

 

 

先日「構図と日々の暮らし」で

構図だけは感覚で決めていることを書きました。

 

空間の取り方に関しては

理論的にお話しするのがすごく難しいです。

 

 

レッスンで写真を見せてもらうとき

その一枚がもっとよくなるために

できるだけ具体的にお伝えするのですが

 

写っているものや空間の「間隔」を

心地いいと感じる「感覚」は、とても説明しづらい。

  

 

 

その心地よさは

人それぞれ違うと思います。

 

そのため、正解とは言い切れないから

「私はこうするのがいいと思うけど

 あなたはどうですか?」

と聞くようにしています。

 

いくら私がいいと思っても

最終的にこれがいいと決めるのは

撮ったご本人だと思うのです。

 

 

「正解」はなくてもいいですね。

まずは撮った人が自分の写真を好きと思えたら◎

 

それが自分以外の人にも喜んでもらえたら

もうこの上ない喜びになりますよね。

 

 

「こうしたらいいのでは?」は

感覚的な提案なのに

大抵の場合、同意して喜んでもらえます。

 

それは、感性の合う人に

出会えてるおかげだと思います。

 

 

 

"感性の合う人" というのも

感覚的なもの。

 

写真を見て共感することで、

この人とは気が合いそう

会ってみたい、話してみたいと

思ったことはありませんか。

 

 

感性に基づく出会いは

自然と穏やかに長く続くことが多い気がします。

 

だから、写真がきっかけで出会えたこと、

見つけてもらえたことには感謝ばかり。

 

そういう方々とは、

もっと一緒に写真を楽しんでいきたいし

それが生活の潤いや活力になっていったらいいなと

いつも思っています。