どんな写真を撮りたいか?という話になった時
必ずと言っていいほど挙がるのが「透明感」
私もそんな写真が撮れたらいいなと
思う一人です。
でもその撮り方や実態はわからない
というのが、正直なところ。
自分の写真の中に、好きと言えるものはあっても
透明感を感じたことはないように思います。
ありがたいことに、
クリアな写真
透明感がある
と言ってもらったことがあります。
それはもう、飛び上がるほどうれしい。
もしもそれが本当にあるとしたら
見つけ出したいくらいですが
あるような、ないような?
自分ではよくわかりません。
人様の写真には、"透明" を感じることがあります。
その場合、心を鷲掴みにされるほど!
魅了されることが多い。
また、写真だけでなく
それを撮ったご本人の人柄に触れたり
発する言葉や考えに、
その透明感に似た純粋さや
くもりなく透きとおっているものを
感じることがあるのです。
これは仮説ですが
"透明感" は、自分以外の人にしか
感じることができないのではないでしょうか。
自身の姿(特に顔)は、
鏡のようなものを通さないと
肉眼で見ることができないし
自分の魅力があるとしたら
それは他人が一番わかっていてくれたりする。
物質として写らない "透明感" のようなものは
自ら感じるのは難しいのかもしれません。
私の写真の中に透明感が見えるのは、私以外の人。
もしこれが定説ならば
自分の写真にそれを探そうとしても、
なかなか見つからないのには合点がいきます。
残念ながら、私にはこれを定説とするための
実験や検証する力がないので
今のところは仮説のまま、これまでと同じように
自分以外の透明感に魅了されていたいなと思っています。